2020年と2021年

あけましておめでとうございます。

2020年は2017年以来3年ぶりにブログを2桁書いた年になりました。 一体なぜでしょうか。 暇だったのですかね。 Twitterでだらだら垂れ流すよりは良い気がするので、今年もこれが続けば嬉しい限りです。

さて毎年のことですが、昨年、2020年を振り返ろうと思います。 といっても、昨年の前半の記憶はあまりありません。 なぜでしょうか。

いや、わかってはいるんですけどね。 あのウイルスのせいってことくらい。 昨年はじめに考えていたプランが全て狂ったと思っています。 皆さんも同じだったりしませんかね。

今年を思い出していると毎回チラついてきちゃう気がします。 かといって、「ウイルスの影響が〜〜〜」や「自粛によって〜〜〜」や「緊急事態宣言で〜〜〜」と文章のはじめに枕詞のようにつけてしまうと、2020年の紅白歌合戦の曲紹介でのナレーションっぽくなってしまうのでできるだけ控えようと思っています。 耳にタコができるほど聞いたフレーズを訳知り顔で言うのは滑稽だと思っているので。

では、あらためて振り返りから。

2020年は新型コロナウイルスが蔓延し、自粛によって行動を自ら制限するようになり、緊急事態宣言で全国的に行動が制限されてしまった最悪の年でした。

1月、お正月気分も冷めぬタイミングでポツンと話題に上がったのが中国武漢で新型ウイルスが発生したというニュースでした。 そう、中国の話。 最初は他人事だったのです。

中国からの旅行者を日本に訪れさせるなといった話が上がっていたのもこの頃でしたかね。 ぼく個人としては、SARSなども日本では流行しなかった記憶もあり、普通に日常生活を続けていたかと思います。

年のはじめに4DX2Dサマーウォーズを観て今年は良い年になると思っていました。

それから2月に入り、クルーズ船であるダイアモンド・プリンセス号のニュースが入り始めました。 横浜沖に停泊中という話もあり、自分の住んでいるところから遠いわけではない場所での新型ウイルス、この頃から少しずつ自分たちの日常が侵食されていったように感じます。 ただ、まだまだ他人事なんですよね。 もう近くに来ていたかもしれないのに呑気なことです。

そういえば、2020年の2月はうるう年でした。 1日多い年なんてオトクだな〜〜なんておもっていた時期が懐かしい。

3月、全国の小中高に休校が要請されました。 ほぼ同タイミングで世界各国で感染者が急増していきましたね。 オリンピックも延期となり、このあたりまで来ると、直接影響が現れ始めました。

会社でも有給取得が推奨され、ボードゲームなどで遊ぶ予定を泣く泣く延期し、マスクがなくなり。 もう、完全に日常は破壊されています。 ちょうどこの頃、海外のボドゲを買い始めようと思っていたのですがそういった予定が全て崩れてしまいました。 なんとか購入したのはキーフラワーというボードゲームだったでしょうか。 このボードゲームのイントロ*1にはいつも苦戦しています。

外出ができなくなると、自宅での娯楽の需要が高まっていきました。 ウイルスの話題が世間の話題の中心を占めるようになった時期とYouTubeを見る時間が長くなり、漫画を購入する金額が多くなっていた時期はだいたい一致していましたね。

さて、みんな大好き新学期です。 緊急事態宣言が発令されたのは4月7日だったでしょうか。 ぼくが働いているところでは、発令された日から解除されるタイミングまでは完全に在宅勤務となっていました。

4月の買い物を見てみると、在宅勤務がしやすくなるような商品を購入していました。 設置するだけで効果があるというのでしょうか。

そのタイミングで購入した浄水器や加湿器、卓上ライトやコネクタは今でも重宝しています。 長く使える商品を購入していたと考えれば先見の明があったといえますが、もう少し早く買っていれば安かったかもしれないと思うとちょっと悔しい気持ちが残りますね。

5月、緊急事態宣言が解除される時期が近づいていました。 少しずつ人数が落ち着いていて、もしかしてこれから開放されるのか!と希望に満ちていたのではないでしょうか。

残念ながらぼくはこの頃突発性難聴になってしまっていたため、希望とは真逆の感情を抱いていました。 耳が聞こえにくいって話をしたときに突発性難聴かもしれないから病院に行ったほうがいいよって言ってくれたTwitterのフォロワーにはずっと感謝しております。

ただ、この時期になると在宅勤務も慣れたもので、音楽を流しながら軽快にキーボードを叩いて記憶も蘇ります。 こんな記事も書いていました。

sytkm.hatenablog.com

そうそう、ちょうどこのタイミングで会社で人に教えるポジションに就くようになりました。 大学時代には塾の講師をやっていたりもしたのですが、人に教えるのって難しいなとあらためて思っています。

さて、6月です。 新しい生活様式は必要なものの、昔に近い日常がやってきました。

接触アプリ、COCOAが登場したのはこの頃でしたね。 COCOAだとググラビリティが低いので「『COVID-19 Contact-Confirming Application』ならCOCCAのほうが良くない?国家とも読めるし」と思っていたはてなブックマークが残っていました*2。 ちなみに、今はこのCOCOAは使われているのでしょうか? AndroidiOSで新OSが発表されたのでもしかしてもう必要ないんですかね。

あと、定額給付金が入ってきたのもこの頃だった記憶があります。 給付金によって10万円以上のお買い物をしたので、トータルで言うと赤字です。 ですが、きっと経済を回すことには繋がったでしょう。 証拠はないので断言はできませんが、少なくともぼくはそう信じています。

Amazonで購入商品を見ていたらだいたいボードゲームでした。 ポーション・エクスプロージョン、エルドラドを探して、ファンタジー・レルムズ。 楽しいボードゲームたちなので機会があれば紹介できればと思っています。

他にはキックスターターでキックし始めました*3。 最初はテラフォーミングマーズのBIGBOX*4をキックするためだったのですが、一覧を見ていると他にも面白そうなボードゲームがあり、ついキックしてしまいました。 今では10個近くキックしていますね。 まだ1つも届いてはいないですが。

7月。 GoToキャンペーンが始まったのもこの時期でしたでしょうか。 7月はウイルスがだんだん勢力を伸ばしているのがこのNHKのサイトを見ているとよくわかります。

www3.nhk.or.jp

この時期から有名人が亡くなるニュースが出てくるようになっていましたね。 とても悲しく、また恐ろしい話です。

ぼく自身でも恐ろしいことがありました。 クレジットカードの不正利用です。 お金に関してはこのツイートくらいの自衛はしており、 人一倍気にしていたつもりだったのでとても気が滅入りました。

幸いにも不正利用と認定されて請求はされなかったのですが、 カードが止まった影響により、月額で請求されるサブスクなどは支払い用カードを変更する必要があったり、 そもそもカードが1枚しかなかったのでその期間は使えなかったりしたのがとても厳しかったです。 クレカは2枚持ちが安定ですね。

PayPayやLINE PayといったQR決済手段がなかったらかなり厳しかったでしょう。 これ以来、知らない通販サイトは使わないという気持ちが高まりました。

もう1つ、この時期は嬉しかった出来事もありました。

書いている本の感想を、作者の筏田かつらさん本人に捕捉してもらったことです。 この本、ぼくにしては珍しく紙で持っている本なのですが、あまりにも自分に刺さった作品なのでこの気持ちを自分の気持ちが昂ぶるままほぼネタバレかどうかを気にせずガッっと書いていたんですよね。

感想を書いてブログを投稿したら次の日には見てもらえたという体験ができたというのは自分にとってはある意味エポックメイキングな出来事だったので、嬉しかったです。

5~7月といろいろありましたが、8月は個人的な出来事はあまりありませんでした。 毎年行っていた京都に行くのをやめてしまった影響もあるのでしょうか。 仕事が死にそうになっていた記憶はあります。

そうそう、この時期に買ったのが珪藻土バスマットです。 今まで洗濯していたのが乾かすだけでよくなったのでとても使い勝手がよかった商品でした

そういえば、アクタージュが配信停止になったのは8月でしたでしょうか。 作品はとても好きだったのですが、事件が事件なので仕方ない。 作画の宇佐崎しろさんは12月に読切「炎眼のサイクロプス」の作画を担当されていました。 おもしろかったのでこのまま活躍してほしいなと願うばかりです。

9月はコロナのワクチンの話題が上がっていましたね。 ついに、という期待がありました。 今はもう注射まで行われていますが実際どのくらい効果があるものなのでしょうか?

日本では総理大臣が変わりましたね。 前総理大臣は桜を見る会でこの年末もお忙しいようです。 はやく詳細が明らかになってほしいと願う限りです。

人数も落ち着いていたため、段々と映画館も再開されました。 そう、映画。 一昨年は映画をたくさん観ていました。 昨年はどれだけ悔しい思いをしたか。

インターステラーとテネットとヴァイオレット・エヴァーガーデンを9月には観ていました。 久しぶりの映画というバフがかかっているかもしれませんが、とても良い映画でした。

あと、プロセカ*5が配信されたのが9月末でした。 4年前くらいまではよく聞いていたボーカロイドのセカイに戻してくれたプロセカに感謝です。

10月、また悪魔が忍び寄ってきました。 ヨーロッパ各国で感染が拡大していました。 もちろん日本でも。

このタイミングで言うのも微妙ですが、このウイルスって多分収束することはないんじゃないかなって思っています。 どこかのキャッチフレーズではないですがwithの精神でいかないといけないと半ばあきらめている次第です。

ときどき見ていたVTuber事務所の一つであるホロライブが中国から離れたのがこの頃でしょうか。 最初はGoogle Analyticsで台湾を国として認定していたためそれに沿って話をしていただけなのに、それが大炎上するとは。 かなり中国寄りな姿勢を見せていた、と個人的に思っているホロライブがここまで忌避されるようになるなんて世の中何が起こるかわからないですね。

さて、この時期、ぼくはマリオ64マリオサンシャインに明け暮れていました。 子供の頃はPS派だったのでマリオの3Dゲームをやったことがなかったのですが、やってみると意外と楽しいものなんですね。

11月、勝負の3週間が始まった月です。 残念ながら勝負の3週間には敗北したような数値しか出ていませんが、見えない敵と戦うのって怖いので仕方ないということなのでしょうか。

アメリカ大統領選挙トランプ大統領が敗北したのも11月でしたね。 バイデン大統領でアメリカが変わるのでしょうか。 注目しています。

Twitterでフリートという機能がついたのは11月です。 実は結構気に入ってる機能なんですが、最近利用する人がめっきり減っているのでみんなフリートしてと願わんばかりの日常を過ごしています。

と、ここまで書いたところでいろいろ思い返してみたのですが、11月の個人的な記憶がまったくありません。 フリートみたいに時間が経ったら消えてしまったのでしょうかね。

12月。一年を締めくくる年ですが、残念ながらウイルスを締めて過去の遺産にすることはできませんでした。 電車の人も増えていたり飲み会終わりっぽい人も多くいたので当然なのかなと思っちゃったりしています。 気持ちのネジが締まりきらず緩んでいる人に楔など打ち付けられればいいのですが、どうすればうまくいくんですかね。

個人的には、趣向を変えてランキングみたいな記事をいくつか作ってみました。

sytkm.hatenablog.com

sytkm.hatenablog.com

これを作っているときに、在宅勤務で電車に乗らなくなって一番減った行動は本を読むことだったと気がついたんですよね。 昔だったら小説でもランキングを作れたのですが、今年は数えるほどしか作っていない。 やっぱり本を読む時間はきちんと作ったほうがいいのかもしれませんね。


長々とありがとうございました。 思いついたまま話すように書いていたらとても長くなってしまいましたね。 ここまで読んでいただきありがとうございます。

さて、例年と同じく目標を決めましょう。 まず、昨年の目標はこちら。

慣れを慣れとせず、挑戦を挑戦とせず

2019年と2020年 - sytkm's

最初見たとき目を疑いました。 自分で書いたのに意味がわからない目標なんてあります?

個人的には達成率は20%です。 「慣れを慣れとせず」はもしかしたらできていたかもしれません。なぜなら、いろいろな減少が起こりすぎて慣れをそのままにすることがそもそもできなかったので。こちらで20%。

「挑戦を挑戦とせず」は本当にできなかったですね。そもそも挑戦が少なすぎる。ゼロだったのではないでしょうか。今に満足してしまっていた自分がいたと思います。

ちょっと去年の目標は自分にとっては荷が重すぎたようです。 そこで、今年の目標ですが、「負債を残さない」にしようと思います。

負債といってもいろいろあります。 例えば、日常的な家事の負債。 洗濯ももちろん、食器洗いや掃除ですら今は1週間に1度しかやっていないという現状があります。 これを1週間貯めるのではなく、週2で消化するようにしたらどうなるのでしょうか。 きっと、今より生活しやすくなると思います。 特に食器洗いは、シンクが狭く、毎週金曜あたりは大変になっています。 こうした負債はその日に返却すれば大きくなることはありません。

未来への負債だってあります。 最近は健康的な食事や運動ができていない状況です。 こうした状況が続いてしまうと、未来への負債が溜まってしまいます。

ゲームや本といったエンタメコンテンツも一種の負債になってしまっています。 買ったのにやってない、買ったのに読んでいない。 宝の持ち腐れも甚だしいです。 こういったコンテンツを楽しむのも負債を残さない目標を叶える1つです。

ルーチンワークも一種の継続の負債と言えると思っています。 良いルーチンなら続けたいと思いますが、いらないルーチンは積極的に外して行きましょう。

そういった負債を消化する生活を続ければ、もしかすると新しい自分が見えてくるのではないでしょうか。 どこかのスピリチュアルな団体で盛んに唱えられていそうな言葉ですが、きっと、次に繋がる日常を過ごせるはずです。

挑戦という単語が目標からなくなったことにより保守的になってしまう可能性もありますが、 このご時世では保守的になったほうがよい気がしているので今年は外してみました。 負債がなくなれば、身軽になって動きやすくなるかもしれません。 もしかすると、物足りなくなってしまうかも知れません。 そうすれば、自ずと挑戦するかもしれないと思っています。

ここまで長々とスクロールしていただきありがとうございました。 皆様の2021年がこれまでで一番素晴らしい年になることを心から願っております。 それでは、どうぞよしなに。

*1:ボードゲームの遊び方の説明などをイントロと呼ぶ

*2:https://b.hatena.ne.jp/entry/4687346853736350370/comment/sytkm

*3:クラウドファンディングでお金を出すこと。

*4:ボードゲームというのは基本のものの他に拡張という遊び方に変化をつけるものがあり、それらをまとめたセットをBIGBOXと呼んでいることが多いです。

*5:プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク