ボードゲーム『アーティチョークなんて大キライ!』

コロナで遊べる機会が本当になくなってしまい未プレイ・未やりこみのボードゲームが大量に自宅に鎮座し始めているので、 せめてもの救済としてブログを書いています。

2回目の今回は『アーティチョークなんて大キライ!』。ちょっと変わったデッキ構築が楽しめる、2人〜4人用ボードゲームです。

1回目はこちら。

sytkm.hatenablog.com

ゲームについて

アーティチョークなんて大キライ!とは

2020年に発売、2021年に日本語化された、コンポーネントはカードのみの2人〜4人用ボードゲームです。 ゲームデザイナーはEmma Larkinsさん。 日本語化されたゲームもこの作品だけのようですね。

BoardGameArenaというオンラインボードゲームサイトでも遊ぶことができます。

boardgamearena.com

世界観

アーティチョークという野菜を皆さん知っていますか? グルメな人なら知っているかもしれませんが、ヨーロッパやアメリカで広く食用とされている、食用部分はいもに似ている感じの野菜です。

可食部分があまり多くないのですが、おそらく、あまり手を掛けなくても収穫できるようでよく栽培されているんじゃないかと思ってます。 日本ではそんなに栽培されてないから、高級おしゃれ食材の印象。

さて、アーティチョークを紹介したところでこのゲーム、プレイヤーは皆アーティチョークが大嫌いな家庭菜園家となります。

野菜を収穫してサラダを作ろうとしているのですが、大嫌いなアーティチョークがサラダに混ざってくるので、それを取り除こうというのがこのゲームのテーマとなります。

arclightgames.jp

遊び方

基本の流れ

このゲーム、テーマに沿って最初に受け取るのは10枚のアーティチョーク

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受け取った10枚を裏向きにし、入念にシャッフルして山札を作り、5枚引いて手札を作ったら準備完了です。

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と言っても、このアーティチョーク5枚が並ぶ初期手札では何かができるわけではありません。 タイトル・テーマの通り、プレイヤーはアーティチョークが大嫌い。 アーティチョークを様々な方法で自分のデッキから減らします。

やることは、自分のターンが回ってきたら、5枚カードが置かれている野菜置き場から野菜カードを1枚獲得し手札に加えます。

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野菜にはそれぞれ効果があるので、いま必要な効果を持っているカードを選んでください。

その後、手札からプレイできるだけ野菜カードをプレイし、プレイできなくなったら終了。

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カードを捨て場に移動したあと、山札から5枚引き次のプレイヤーのターンになります。

補充時に山札がなくなったら、捨て場のカードをシャッフルして新しい山札を作ります。 5枚引けない場合は引けるだけ引いてください。 f:id:sytkm:20211130232928j:plain

ターンが終わるたびに山札からカードを5枚引くことになりますが、野菜カードはデッキに溜まっていき、アーティチョークが出現する数は少なくなっていきます。

終了時

ゲームの終了条件もあまり見ないかたち。 引いた5枚のうちに1枚もアーティチョークがなかったら勝利となりゲーム終了です。

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ビーツでの交換などで相手の手番中に自分の手札のアーティチョークがなくなることもありますが、その場合でも勝利とはなりません。 あくまで、自分のターンの最後に5枚引いたときにアーティチョークが1枚も出なければ勝利です。

カードを取って、プレイして、引く。 その繰り返しでアーティチョークを減らしたり、山札の上に出ないようにし、勝利を掴みましょう。

感想

ゲームの内容について

自分のデッキを強化していくという点ではよくあるデッキ構築ゲームなのですが、この作品は初期デッキが邪魔なカードだけで、そこから廃棄*1したり積み込みをしたりしてよいデッキにしていくという点が掃除してる感があって楽しいですね。

短時間で気軽に遊べ、特にBGAでは1対1が主流ということもあり、1プレイが3~4分で完結するため1回始めたら5戦10戦と続けちゃいます。

カードの種類も11種類とデッキ構築ゲームにしてはあまり多くないので、全て覚えることもできるかもしれません。

若干運要素が強いかなと感じられるタイミングもありますが、数をこなせば収束してそこそこ実力に合った勝率になりそうだなと思いました。

自分はBGAでこの気軽さに虜になってしまい、瞬間ですが気がついたらこんな順位に。。。 f:id:sytkm:20211130234322p:plain

やりすぎると、運で負けてもイライラするようになってしまうので、ほどほどに楽しむことをおすすめします。

ちなみにぼくは、長ネギとビーツが大嫌いになりました。

ボードゲーム自体について

海外発のゲームということもあり、カードのサイズはよくあるTCGサイズではなく、87x57のボードゲームサイズです。 スリーブに入れちゃうと箱からはみ出ちゃうのがすこし残念。

ガチガチのデッキ構築なのにコミカルなイラストなので、敬遠する人もいそう、、というところが少しもったいないかも。 ゲームの面白さは文句なしなので、皆に遊んでもらいたいゲームですね。

ただ、日本語の第1版でついていたプロモカードのルバーブエラッタがあります。 交換用差し替えカードを準備していますという話ですが、未だに音沙汰がないのでもしかしてないのかなあと少し残念な気持ちになっています。

なぜ購入したか

実はボードゲームの新作を漁っていたときにも見かけたんですが、前述のコミカルなイラストが自分の好みに合わない気がしていて、購入はしないつもりでした。 しかし、The Game Galleryさんのこの動画を見てからとても欲しくなり、購入した次第です。

www.youtube.com

前回のJaipurもそうですが、もしかしたら自分は流されやすいのかもしれないですね。

自分がアーティチョークなんて大キライ!をやるときの方針

これは、後日書くつもりです。 最初はつらつらと書いていたのですが、あまりにも長くなってしまったのでそのまま載せるのはやめました。

終わりに

とても面白いゲームなので、早い段階で書きたいなと思っていたのがこのアーティチョークなんて大キライ!です。 デッキ構築ってコンボとかを知っている人が強くなってつまらなくなってしまうことがあると思っています。 しかし、前にも言いましたが、このゲームは運要素が結構強く、また短時間で終わるため、そのあたりをあまり気にせず遊べるんじゃないかなと思います。 ぜひ一度でいいからBGAで遊んでほしいですね。

家にゲームが溜まってきて、新しいコロナの株も出てきたため、書くスピードを早くできるかもしれません。 そのときはまた読んでいただけると嬉しいです。

それではまた。

*1:デッキから無くす