※この記事はボードゲームに交わるエトセトラ Advent Calendar 2021の12月19日の記事です。 他の皆様の記事もぜひどうぞ。
はじめまして!かめ(@sytkm)と申します。
Twitterはボードゲーム関連に限らず様々な話題について呟きます。 なので、おそらくはじめての方が多いと思うので、最初の挨拶は「はじめまして」にしました。 よろしくお願いいたします。
まずは簡単にプロフィールを。
社会人数年目の20代です。
4年ほど前に、ボードゲームカフェでボードゲームをやって以降ちょこちょこ買うようになり、 コロナ禍で集まりづらくなったことで欲が爆発してしまい半月に1度くらいのペースで買うようになってしまいました。
オープン会などには参加せず、クローズ会で友人とボードゲームを行うため、流行のボードゲームにはあまりアンテナが高くありません。 最近はKickstarterで支援したり米Amazonから輸入したりしています。
今回選ぶのを除くとコンコルディアやKey Flowerが好きなボードゲームです。
さて、2021年は2020年に比べて集まりやすくなったので、すごく流行っていた時期以外は月イチくらいでボドゲ会を開催していました。 毎回ほぼ違うボードゲームをやっていたので、ルールを把握して遊んでもらえた友人には感謝しています。
遊んだゲームは30個くらい。 その中で、自分が遊んで楽しかったなと思うボドゲを5つ紹介します。
リストだけみたい方はこちらをどうぞ。
トレンディ
まずは「トレンディ」。
イラスト良し、ルール簡単、ジレンマちょいありのセットコレクション。 ボードゲームをあまりやらない人と遊ぶのにちょうどいいこの作品が1つ目です。
遊んだものはライナー・クニツィア氏の同名作をテンデイズゲームズさんがTANSANさんのイラストを使ってリデザインされた作品です。
カードを出して、出した数字と場に出てる数字の枚数が一致したらトレンドとなり、出したカードが点数になります。 その流れを山札がなくなるまで続け、最後に点数が高い人が勝ちというもの。
手札から一枚カードを出していくだけなのですが、「あ、トレンドを作ってる…!」と思う瞬間が来て、その感覚が堪らなく好きでした。
数字の大きなカードでトレンドを作ったほうが点数は高くなるのですが、それを揃える前に数字の小さなカードでトレンドを作られてせっかく残り1枚くらいまで揃えたカードが無駄になってしまったり。
逆に数字の小さいカードでトレンドを消そうと思っても、足りずに他のメンバーに抗えない。大きな失点を避けるために諦めてトレンドに乗ったり。 その自分でコントロールできないもどかしさもまた一興となる作品です。
Mystic Vale
続いて、「Mystic Vale」。
荒廃した土地を再生するというテーマの透明カードを重ねる、デッキ強化+バースト。 もとは2016年発売のこの作品を2つ目に選びました。
一応日本語版も出てはいるのですが、拡張なしのものしか発売されておらず、拡張を揃えるために基本から英語版を購入しています。 デジタル版のアプリがセールで売っていたので購入して遊んだらめちゃくちゃ面白く、アプリを遊びまくったあと実物も欲しくなり買っちゃった次第です。
スリーブに入っている20枚のほぼ空のデッキからはじまり、そこで得られるマナを支払いカードを買ってスリーブに差し込んでいきます。
マナを得るには山札からカードをめくり場に出す必要があるのですが、自分の場に3つDecay Symbolと言われるマークが出てしまうとバーストとなるので、どこまでめくるかを考えるのがポイント。
高いマナコストのカードには勝利点トークンを得るものがあり、決められた数ある勝利点トークンがすべてなくなったら終了し、勝利点が一番高い人の勝ちというもの。
基本カードのみだけだと、何回かプレイしたら強いカードがわかってくるんですが、拡張をいくつか入れることでバランスがとれた気がしたので、遊ぶ場合は、導入の最初以降は入れることをおすすめします。
自分は箱で発売されたものはだいたい揃えてしまい、全てCONCLAVEっていうビッグボックスみたいな拡張に収納しています。 縦高さが500mlのペットボトルくらいありますね。
スリーブにカードを入れてデッキを強化するってところもなぜかわからないですが面白いです。 重なったカードを見るだけでデッキが強化されているとわかるので、めくるのが楽しくなりますね。 テーマに合った綺麗なイラストも必見です。
Lunar Base
つづいて、「Lunar Base」。
月で一番の基地を作る、エンジン構築ゲームです。 Kickstarterで見つけて、テーマとデザインに一目惚れしてすぐに蹴った作品が3つ目です。
コストを支払い基本のベースに隣接するように建物を設置し基地を広げていき、いくつかある終了条件が達成されたら勝ち。
いわゆる宝石の煌きの宝石のように色のマークがあればその色のコストは減額されるのですが、マークは建物の端に半分になっているもの。 繋げることでマークが完成するので、繋げる位置もポイントになっていきます。
エンジン構築系のゲームって往々にしてソロプレイになりやすいイメージを持っていたのですが、このLunar Baseは相手からお金や建物を奪ったりすることがかなり多く、インタラクションが活発に(というか、より攻撃的に)になるように設計されているなと感じました。
相手をある程度知ってないと険悪な雰囲気になってしまう懸念がちょっとありますが、そこまで重くなくサクサクできるので遺恨は深くならなそうなのがよかったです。 何戦かプレイした感じではお金に特化するのが強そうでしたが、本当にそうなのかもう少しやりたいですね。
50x100という珍しいカードサイズなので、合うスリーブがないのが少し残念ですが、カードは一応加工されているのでそこまで劣化しないと思っています。
アーティチョークなんて大キライ!
4つ目は「アーティチョークなんて大キライ!」です。
アーティチョークを追い出すデッキ圧縮ゲームです。
遊び方や感想は以前こちらに書いたので詳しくは書かないですが、改めて紹介を。 sytkm.hatenablog.com
手札5枚の状態で場から野菜カードを1枚引き、プレイして捨てます。 デッキの山がなくなったら捨て場をシャッフルして、また山を作って手札を作るようにします。 これを繰り返し、5枚引いたときに1枚もアーティチョークが出なかったら勝ちです。
前回の時点でBGAでやり込んだと言っていましたが、あのあとも続け、今は累計850戦弱戦っています。 今年一番やったのはこのゲームで間違いないです。 順位も世界2位にまでなってしまいました。
— かめ (@sytkm) 2021年12月14日
BGAのリアルタイムなら1戦4分くらいでできるので、皆様ぜひ時間つぶしのお供にどうぞ。 デッキが良くなっていくのが手にとるようにわかるのでやっぱり楽しいですね。
Whirling Witchcraft
最後に紹介するのは「Whirling Witchcraft」です。 2021年のエッセンのスカウトアクション3位の作品。
魔女となり、カードを渡し、リソースを送り、相手が処理しきれなくなったら勝ちのドラフト&変則リソースマネジメント。
ドラフトした魔法カードは手元に置きますが、自分の場のリソースを使って魔法カードで他のリソースに変換したら、置くのは自分の場ではなく目の前の鍋の中。
使いたい効果を使ったら、皆隣の人に自分の目の前の鍋を渡します。 自分の場にリソースが置けなくなったら、それが送った人の得点になり、5点以上獲得したら勝ちというもの。
あっという間の展開で終わることもあれば、皆隣から送られてきたリソースをきれいに消化し隣に送り込む機械となってしまい、ただリソースがぐるぐるまわる謎の工場ができあがるなど、様々です。
送られてくるリソースも、もとは自分がドラフトして渡したカードの可能性が高いのでそういったところも考えないといけないのがまた難しいですね。
送られてきた厳しいリソースをすべていい感じに変換できたときなどはかなり気持ちよくなれます。 ぷよぷよのお邪魔ぷよみたいという話があるのですが納得ですね。
バリアントである個人の特殊能力はひと目見て強いカードがあったりしたのですが、まだすべてのカードのポテンシャルを発揮したわけではないと思うので、またやりたいです。
あらためて、5選はこちらです。
たくさん遊んだゲームの方がザイオンス効果で楽しいと感じてしまうのか、そこまで重くないゲームが揃ったみたいです。 来年は重いゲームも遊べるようになりたいですね。
明日はNAOさんの今年初プレイで楽しかったゲームとなっています。楽しみにしています! それではまた。