ボードゲーム『ラマ』

ボードゲームの紹介も、早いもので6回目となりました。

前回はこちら。 sytkm.hatenablog.com

今回は、ラマです。

ライナー・クニツィア博士ゲームデザインの、2人から6人まで遊べるボードゲームです。日本ではメビウスゲームズが出版しています。

ボードゲームアリーナでも遊べるゲームです。

boardgamearena.com

ウノや大富豪などのように手札をなくすことを目的とした、ゴーアウト系カードゲームとなります。

ゲームの遊び方

手札を6枚ずつ配ったあと、カードをシャッフルして山札を作り中央に配置します。

その後、山札からカードを1枚めくって山札の隣に捨札として置き、ゲームが始まります。

自分のターンが回ってきたら、以下の3つのアクションから1つ選んで実行します。

  • 手札から1枚出す
  • 山札からカードを1枚引く
  • ラウンドを降りる

カードは1〜6の数字カードとラマカードがあり、手札から1枚出す場合は、最後に捨札に捨てられたカードの数字と同じか1つ上のカードのみ出すことができます。 また、6が捨札の場合には6かラマが出せて、ラマが捨札の場合にはラマか1を出すことができます。

誰か1人が手札をなくすか、全員がラウンドから降りたらラウンド終了となり、得点計算が行われます。 1人だけ残っていても、ラウンドから降りるまではずっと自分のターンとなりますね。

得点計算では、数字カードはその数字がマイナス点、ラマカードは-10点となります。 ただし、同じカードは何枚持っていても1枚として扱います。

失点は白い1点チップと黒い10点チップでやりくりが行われます。

手札をなくした場合には、ボーナスとして自分の手元にあるチップを1枚返却することができます。 返却するチップは白いチップでも黒いチップでもどちらでも構いません。

誰か1人が-40以下になったらゲーム終了となり、その時点で一番マイナス点が少ない人の勝ちとなります。

感想

はっちゃけたラマがパッケージでテンションが高くなりますね。

出し切ることができて大勝ちしたときは嬉しいですが、行けると思って山札から引くとラマが出てきた、みたいなことがあると辛くなりました。

最初の手札に同じカード3枚とかあると、もうそのラウンドで出し切ることが難しいとわかってしまうので、ちょっと運要素が強いかなとは思います。

といっても、カードを配って順に出すだけで、悩みどころはそこまで大きくないので、気軽に楽しめました。

遊ぶときの方針

基本的にカードが出せないと降りるか1枚増やすかの2択となってしまうので、出せるような手札にしたほうがよいです。 具体的に、1つ飛ばしで2, 4, 6とか持っていれば必ずカードは出せると思うので、できるだけその手札を維持するのが良いかなと思います。

また、やはり降りるタイミングが重要です。

他の人の手札があと何枚かを把握し、どこでカードを引くか、またどこでは諦めて降りるかを考える必要があります。 基本的には出し切るよりもカードが残った状態でラウンドが終わる可能性のほうが高いので、6やラマが複数枚あるなどよっぽど手札が悪くない限りは迷ったら降りたほうがいいと思います。

また、失点はできるだけ10や11など、1桁目の数字が少ないように調整したほうがよいと思います。 序盤に運良く勝利しても、1点チップを返すのは割に合わないですからね。

終わりに

人数の幅があり、待ち時間にも最適なのがいいですね。 また、ラウンド終了後に途中から入ってくることも可能なので、遊びやすいゲームだと思います。

ドイツ年間ゲーム大賞2019の対象部門ノミネートも納得ですね。

ライナー・クニツィア博士の作品はそこそこ持っているのですが、これが一番ジレンマ的なのが少なめで、悩まず遊べるんじゃないかと思います。

それではまた。