前に見ていたVTuber

前によく見ていたVTuberがいる。

名前は サラ・リュティ。SALLA.R とも書かれる。 カバー曲を中心に歌っていたVTuberだった。

100万再生を超えた曲もいくつかあるので見たことがある人もいるのではないだろうか。

Stand by Me

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Earth, Wind & Fire

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カントリーロード

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ロマンスの神様

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少し幼いような舌っ足らず声が特徴で、じんわりと心に入ってくる声。 イラストの雰囲気も伴って、これから伸びるVTuberの雰囲気をじわじわ出していた。


何曲かカバーを投稿したあと、そのキャラクターを立たせるような動画もいくつか投稿され始めた。

世界観をバリバリに表現されたような、『Did you call me?』

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日常を切り取ったような、『ばっくすてーじ』

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テレビを切り取ったかのような『Harajuku→Akiba』

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カバー曲とこういった動画が交互に投稿されて、その世界観が確立されていくかのように思われた。

同時期にTwitterを始め、クラウドファンディングでのカバーCDの発売やサブスクリプションでの配信、clusterでのワンマンライブなど、活動の幅が広がっていた。

ところが、順調かと思われた活動が、2020年9月で一旦止まることとなる。 新しい動画投稿がなくなってしまった。

2020年12月に2つ目のオリジナルソングの動画投稿で一旦復活したのかと思いきや、活動休止の報告がチャンネルに投稿されるともに休止となってしまった。

https://www.youtube.com/post/Ugx4VQlFo25pCjEkG3V4AaABCQ

もちろん、個人VTuberは活動を継続することが一番難しいわけで、仕方ないと思っていた。 できれば復活してほしいと願いながら。


その半年後、2021年7月に同じチャンネルに新たな動画が投稿される。 (怖い人もいるかもしれないので注意)

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これまでの雰囲気とは180度異なるような動画。 何かを訴えかけるかのような動画説明欄。

異質である。 少なくとも、これまでカバー曲を上げていたVTuberのチャンネルですることではない。 乗っ取られたのかもという話まで上がっていた。

続いて投稿されたのはこの動画。 (怖い人もいるかもしれないので注意)

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ショート動画でこれが流れてきたら恐怖である。 もはや乗っ取りであるとしか考えられない。 誰もがそう思っていた。


 
 

しかし、その後に投稿されたこの『病床』という動画が通常通り投稿されたことにより、乗っ取りではなく世界観を生み出すための投稿である可能性が出てきた。

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その次に投稿される動画でどういうスタンスなのかわかるだろう。


期待半分、恐怖半分。 運命となる次の動画はこちらである。

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は?

もちろん、これら動画の投稿は賛否を巻き起こし、某炎上情報屋によってまとめられることとなった。

また、togetterでもまとめられ、そこには当時投稿されたクリエイターの叫びがスクショで投稿されている。(現在は削除)

togetter.com

このチャンネルは、その後、2021年12月にこの動画が投稿されてから止まっている。

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もちろん、クリエイターが何をするかは自由であり、もともとのSALLA.Rという世界観は生み出すのが苦しいものだったのかもしれないし、クリエイターの考える作品と視聴者が求めるものは違っていたのかもしれない。

だが、しかし、これはいち視聴者の勝手な願いではあるのだが、寄り添うようなかたちで円満に終わることができたのであれば、そうあってほしかった。

最後に一言だけ。

さよなら、SALLA.R。