死んでしまったとき、一人暮らしの人はどうすればいいのだろうか。
最近、自分が死んでしまったあとについて考えることがある。 別に今すぐ自分に死が訪れるというわけではないのだが、このところ訃報が多く、自然と考える機会が増えてしまっている。
もちろん、訃報が増えるのは仕方ない気がしている。 最近のメディアやインターネットの発達により、世間に知られている人が増えているわけで、その方たちが亡くなられると訃報が流れるからだ。
ただ、そういった情報は見ると辛いこともあるので、できるだけ見ないようにしたい。 こういったニュースは話題になる傾向があるので、Twitterなどのトレンドを見ないようにするというのが最適解なのだが、なにかを検索しようとするとトレンドが表示されるため、そういうわけにはいかない。
インプレッションを増やすためだと思うのだが、できればトレンド表示をオフにするオプションも用意してほしいところである。
自分が死んだあとはどうしてもらうのが一番だろう。 今現在一人暮らしをしているため、頼れる人は両親や兄弟しかいないのだが、家の整理はしてくれるのだろうか。
おそらく、悲しい気持ちになりながら整理することになるのだろうと想像してしまった。 というのであれば、せめて整理してくれた人がプラスになるようになってほしいと思っている。 ゲームや本などは、できることならば売ってお金にしてもらったほうがよいと思う。
そう思うと、自分しかわからないパスワードは、紙かなにかでどこかに残しておいたほうがいい気がする。 銀行口座に入っているお金なども、引き出せなければただの数字であるわけなのだから。
こういうのは考えるとキリがないので、すでにまとまっているものを参照するのが良さそうだ。 朝日新聞がポータルサイトで手続きをまとめていた。
自分がいなくてもこの手続ができるように、準備をしておくべきなのかもしれない。
上のサイトに書いてないものもある。 死んでしまったあと、電子書籍やSteamなどのエンタメ関連のアカウントだったり、GoogleやAppleのアカウントだったり、SNSのアカウントだったりはどうすればいいのだろうか。 今のうちにそういったものを調べておいたほうがいい気がする。
そう思い調べたところ、たいていのWebサービスは引き継ぎなどはできなかった。
たとえば、電子書籍は、だいたい規約で引き継ぎはできないと書いてあった。 Steamも同様に、引き継ぎなどできず死んでしまったらおしまいとのことである。
GoogleやAppleでも引き継ぎはできないらしい。 ただ、これらのサービスは残っているデータにアクセスはできるようにしているとのこと。
購入して楽しむというものとは違い、パーソナルなものについては配慮があるようだ。
では、SNSはどうなんだろうか。 Facebookには追悼アカウントというものがあるらしい。
友人や家族になっている人が設定できて、ずっとページが残る。 電子墓地みたいなものになるようで、かなり設計としては良さそうである。
Twitterは、アカウント停止となるらしい。
Facebookを見てしまうと、アカウント停止は少し寂しい気持ちがある。 家族の人に○月○日に亡くなりました。とだけ呟いてもらって、アカウント停止の処理を行わずにアカウントを残しておくのが良いのかもしれない。
いろいろ調べると、決まっているもの、決まってないもの入り乱れていて、これをやれと一概に言えなそうである。 何事も後始末は大変なので、できればそれが楽になるように準備しておくほかないということだろう。
特に一人暮らしであれば、普段一緒に生活している人が整理をやるわけではないので、わかりやすいようにまとめておいたほうがよさそうだ。
そう思うと、死んだあとにやることをまとめられるサービスがあれば、便利な気がしている。 このアカウントではこれをやる、みたいなことがまとまっていれば、使いやすそうだ。 メンテナンスが少し大変そうだが、気が向いたら、作ってみるのも良いかもしれない。