よろしくおねがいします。
昨年も書いていたこのテーマの振り返り記事、今年も書かないといけないですね。
前回と同じく、ランキングは個人のランキングなので自分に合わなかったというだけです。作品が悪いというわけではないのであしからず。
それではどうぞ。 ランキングはこちらから。
観た映画
17位 DEEMO サクラノオト
鑑賞/2022年3月6日
原作/既プレイ
大人気だった音ゲーのストーリーの映画化。 記憶を失った少女が謎の生物であるDeemoや住人たちと過ごしていく話。 ゲームが大人気だったこともあり、音楽はとても良かった。 昔にやったゲームなので、懐かしさも相まってそうそうこういう音楽上がるよね、という。
ただ、ストーリーがなーー。 原作から外れてはないんだけど、それで面白かったかと聞かれたらちょっとなんとも言えない感じ。
16位 雨を告げる漂流団地
鑑賞/2022年9月25日
原作/なし
ネトフリと映画館の同時上映。 昔住んでた団地が大海原を漂流していく(?)中で、思い出とともに子どもたちの気持ちを紐解いていく物語。
ヒロインの女の子に全く感情移入できなくて、もやもやした心が晴れないまま終わっちゃった。団地に住んでたら違ったのかな。
ネトフリオリジナルは信用しないほうがいいという気持ちが更に高まってしまった。
15位 鹿の王 ユナと約束の旅
鑑賞/2022年2月5日
原作/既読
本屋大賞を受賞したファンタジー小説の映画化。 戦士のヴァンと家族をなくした少女ユナの地の繋がってない親子の絆と二人が生きる世界で流行しはじめていた謎の病をめぐる物語。
日本のファンタジーの巨匠たる上橋菜穂子さんの紡ぐストーリーは折り紙付き。 なんだけど、その面白さを十二分に表現できてなかった気がする。
原作がめちゃくちゃおもしろかったので期待しすぎちゃったせいで落差がちょっとね。。 この作品は実写映画になってたほうが面白かったと思う。
14位 バブル
鑑賞/2022年5月21日
原作/なし
監督荒木哲郎x脚本虚淵玄のアクションアニメーション。 ネトフリオリジナル。
映像はとても良かった。 グイグイ動いていて、迫力もあり。 また、小畑健さんのイラストも良い。
ただ、どうしてもストーリーが微妙。 きれいな映像も爽快な動きもあったけど、あまり合ってない感じがしたかな。 本筋のストーリーとパルクールを分けたほうが楽しめたのかも。
13位 グッバイ、ドン・グリーズ
鑑賞/2022年2月20日
原作/なし
よりもいのいしづかあつこ監督が描く、3人の男の子のひと夏の冒険譚。 放火犯だと疑われた3人が、そうじゃない証拠が残っている墜落したドローンを探しに行くために山に向かい、道中のやり取りを通してお互いを知っていく。
小さな冒険って感じがあってよかったけど、矢継ぎ早に展開が進んでいったので、もう少し丁寧に描かれていたほうが楽しめたかな。 主人公たちの考えがちょっと幼すぎるところ、見ていて少し不安だった。
中学生の冒険!っていう描き方したほうがよかったかも。
12位 ぼくらのよあけ
鑑賞/2022年10月22日
原作/未読
宇宙から20年ほど前に来た謎の存在をまた宇宙に送り出すために頑張るこどもたちの話。 謎の存在は団地に擬態しており、こどもたちは頼まれて必要な部品を集めていく。
少しばかり都合良すぎるなあと思ったけど、尺に収めるには仕方がないのかな。 つまらなくはなかったんだけど、ちょっとコメントしづらい作品。
11位 シン・ウルトラマン
鑑賞/2022年5月21日
原作/なし
監督樋口真嗣、脚本庵野秀明、主題歌米津玄師のシンシリーズウルトラマン編。 人間の住んでるところに来る巨大不明生物と戦うカトクタイやウルトラマンの話。
自分はウルトラマンが昔から好きだったこともあって、期待してた。 もちろん安定の面白さはあったけど、個人的にはもっと怪獣と戦ってほしかったな。 人に取り入る系怪人はせめてちょっと間を空けてほしい(笑)。
シン・ゴジラのときは国の方にフォーカスを当てていて、それは面白かった。 今作はウルトラマンという存在があることもあって、ウルトラマンの立場、侵略してくる敵、地球を守るカトクタイ、それぞれに意図があるけどどっちつかずになっていた気がする。
あと、途中に挟まるボケがなんとも言えない。 ツッコミがないシュールギャグ映画として見たらもっと評価高いんだけど、そういう映画じゃないよね…という感じ。
10位 かぐや様は告らせたい ファーストキスは終わらない
鑑賞/2022年12月24日
原作/既読
テレビアニメシリーズに続くかぐや様の完結作。 お互いに告らせようとする生徒会長と副会長のドタバタラブコメ。
本当に原作に忠実で、しっかり面白くてよかった。 逆に忠実すぎるが故に驚きもあんまりなくて、これ映画で見る必要あったのかな?と思うなど。 ファンは大満足だと思う。
9位 ソードアート・オンライン プログレッシブ 冥き夕闇のスケルツォ
鑑賞/2022年10月22日
原作/既読
ソードアート・オンラインシリーズの2022年作。前回の続き。 現在刊行中のソードアート・オンライン プログレッシブでは描かれているものの、本編では描かれなかったシーンに突入。
もちろん安定して面白かったんだけど、ワクワクさは前回の方が高かったかな。 とはいっても、やっぱりソードアート・オンラインは楽しいね。 次もみたいなあと思ってるんだけど、前作ではあった次回作の宣伝がなかったのがちょっと不安。
8位 地球外少年少女 後編「はじまりの物語」
鑑賞/2022年2月20日
原作/なし
こちらは後編で前編からの続きで、詳細は前編に書くので略。
かなり面白かったけど、こちらは前編に比べて話をまとめるためかこじんまりとしてしまったのがちょっと微妙かな・・・というところで前編よりは落ちる順位に。
7位 君を愛したひとりの僕へ/僕が愛したすべての君へ
鑑賞/2022年10月23日
原作/既読
原作がめちゃくちゃ好きで感想も書いた作品の映画化。 2作品同時公開で、見る順番によって印象が変わるというSFラブストーリー。
原作では君→僕の順に読んでて寂しい気持ちになったから逆で見ようと思っていたんだけど、映画公開の時間の関係上同じ順番に。
見る順番で印象が変わるというのは多分最初にでてくる主人公に感情移入するからなんだよね。 君のほうは救いのない方の主人公。 また泣いちゃったなー。つらい。
映画の作り方としても、君→僕の順に見ろって感じの構成になってた気がする。
6位 ブルーサーマル
鑑賞/2022年3月6日
原作/未読
ひょんなことから航空部に入らざるを得なくなった大学上京組の主人公が空に恋する青春物。
主人公に天性の風を読む力があるというチート持ちではあるものの、航空部での青春をこれでもと描かれていて、爽やかな気持ちになれた。 原作を買いたくなったよね。
余談だけど、航空部があるっていう話はこの作品を観て初めて知った。 大学で空を飛ぶってなるとやっぱり鳥人間コンテストの印象が強いよねえ。
5位 余命十年
鑑賞/2022年3月6日
原作/既読
余命が宣告された20歳の主人公の女の子の生き様を描いた物語。 原作者も難病を患っており、加筆した文庫版の刊行を待たずに逝去された。
こういう作品、自分弱いなあと思う。 小説は読んだはずなんだけど、ストーリー知ってる状態での映像でもボロ泣き。 泣きすぎて頭痛くなってた。
RADWIMPSの曲は今でも時々聞いてる。 いいよねえ。
ベスト4
4位 夏へのトンネル、さよならの出口
鑑賞/2022年9月17日
原作/未読
時間と引き換えに欲しい物が手に入るウラシマトンネルをめぐる塔野くんと花城さんの青春SFラブストーリー。 二人とも心がちょっとだけ傷ついていて、そんな二人が協力関係を結んで足りないものを手に入れる夏の話。
高校生なんだから足りないものなんてあって当然だと思うけど、そうじゃないと思い頑張る二人に胸打たれる。
自分にぶっ刺さる作品だった。 こういうのが見たいんだよと心の中に燻っていた感情がアキネイターのようにこれですよね?と示されたような作品。
SFと青春と恋愛が好きだったらぜひ見てほしい。
3位 すずめの戸締まり
鑑賞/2022年11月13日・2022年12月8日
原作/なし
すっかりアニメ映画監督として名声を築いた新海誠が今度は地震を描いた作品。 扉の戸締まりというものを通して人の思いや人との繋がりを描いていく。
映像や音楽はもちろんのこと、ストーリーも良いものだった。 また、エンドロールにある帰りの道中に本編で出会ったみんなと再会した姿を描くシーンは本当に見てよかったなあと思えたよね。 自分は地震を直接受けてはいないけど、阪神淡路大震災も東日本大震災も震度6以上の場所で遭遇したので怖いなと思う部分もあったかな。
恋愛物が好きだけど、今作だとすずめと草太の恋愛要素は邪魔だったかなと思ったり。 人を動かすのは恋愛だけじゃないよね?という感じ。 ただ、前まであった気持ち悪い(と言われる)部分がないので万人におすすめできる。
マックでハッピーセットを買うことでもらえた「すずめのいす」は本編を見てから読むと涙が止まらない。 ぜひ機会があればそちらも読んでみてほしい。
あと、サブスクでも聞けるサウンドトラックに環さんの曲があり、聞くと莫大な感情に襲われるのでこちらもぜひ。
2位 地球外少年少女 前編「地球外からの使者」
鑑賞/2022年2月5日
原作/なし
ネトフリ同時公開のSF。 映画館では前後編ともに2週間限定公開。 宇宙で生まれた少年少女と宇宙旅行に来た少年少女が衝突事故が起きた宇宙ステーションで反発しながらも互いに助け合いながら、困難に立ち向かっていく物語。
こちらは前編で、大人と通信が繋がるまでが描かれている。
舞台やストーリーを含め、次どうなるんだ!?やこのままで大丈夫なのか!?という緊迫感が繊細なタッチで描かれており、まるで自分もその中の一員かのように入り込める。
前後編含め6話構成になっており、合間もカットされることなくエンドロールが入るんだけど、そんな言ってみれば無作法な部分が入っていても早く次を見せてくれという思いしか出てこない。
前編が終わったあとも興奮が収まらず、早く次を見せてくれ、となった。
ネトフリでもいいけど、映画館で見てほしかった作品。
1位 THE FIRST SLAM DUNK
鑑賞/2022年12月24日
原作/既読
原作では最後に試合が描写されるあの山王戦を、宮城リョータの少年時代やその時々のイベントを振り返りながら3Dアニメで表現された作品。
前評判で声優変更などでプチ炎上していたけど、自分は前のアニメや映画は見てないし、前売りを買っているしで気にせず鑑賞。
最高でした。 この5年で一番良かったかもしれない。 ドルビーシネマで見てよかった。
最初の真っ白い画面から一人ずつ描かれていき歩いて挨拶に向かうところですぐに期待が止まらなくなり、試合のシーンも最初からクライマックスと言ったところ。 上がるときはあがり、静寂もまた演出で生かされている。
試合終了間際の音が消えるところなんて鳥肌が立ってしまった。 ありきたりな表現だけど本当に鳥肌になったんだから仕方ないよね。
3Dアニメは基本的に自分はあまり得意ではないんだけど、本当に面白い作品はそんな障害は苦にしないんだなと思うような出来。
後悔はひとつだけ、最初にドルビーシネマで見ちゃったということで次また見ても同じくらいの衝撃は味わえないだろうなということだけ。 まあ、初見が一番すごい映像堪能できたというのはある意味幸運だったのかも。
音楽も良かった。 ここぞというところで主題歌が流れてきて、心の高ぶりに拍車がかかる。 みんなバスケやっちゃうんじゃないの?と思うくらい。
大満足でした。
一覧をもう一度。
いやー、いつものことですが、SFとラブストーリーが多いですね。 そんな中でもぶっちぎりで良かったのが最後に見たスラムダンク、という感じでした。
2021年は10作品しか観に行ってないですが、2022年は18作19回。 結構たくさん観ましたね。
数を競っているわけではないですが、今年もたくさん行きたいなあと思うところです。 なんのために映画館に電車ですぐ行ける場所に引っ越したんだ!という気持ちもありますしね(笑)
それでは、また。