ゆとり世代
いつも通る道の途中に押しボタン式の歩行者信号機があります。
この前、信号機の30メートルほど手前で、前にいた人が信号無視をして渡っていました。周りの様子を伺うようにビクビクとしながら。「押したらすぐ変わるのになー」と心がもやもやとした気持ちのまま信号機の前まで来ました。
ボタンを押そうとしたときに、少し遠いところから車が3台ほど走ってきました。 ここでボタンを押さなければ走ってくる車は止まらなくて済むし、いいことした気分になる。こう思ったぼくはボタンを押すのを車が通り過ぎるまで待ちました。
すると嬉しいことに、その車の運転手は運転席で軽く会釈をしてくれました。会釈というお礼をもらうために待っていたわけではないのですが、その後晴れやかな気持ちのまま一日を過ごすことができました。
このようなことはよくあります。もっとひどいときには、ぼくが信号が変わるのを待っていた時に後ろからきた人が止まらずにそのまま歩いていったことも。
時間は限られたものですが、たかが一、二分ですら待てないような生活は息苦しく感じてしまいます。
心にゆとりの気持ちを持ちたいものですね。
『二度目の夏、二度と会えない君』
たった三ヶ月だけだったけど、一生分楽しかった
不治の病を患っていた燐に、智が最後にかけた言葉は自分の正直な気持ちだった。しかし、燐に拒絶され部屋から追い出される。ぽっかりと心に穴が空いたような様子で日常を過ごしていたある日、気がついたら三ヶ月前燐に出会った日に戻っていた。
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これ(まで)とこれ(から)
2015年もあっという間に終わってしまいました。
「光陰矢の如し」という言葉通り、月日が流れていくのははやいですね。みなさんは充実した毎日を過ごすことができたでしょうか。振り返ることも時には必要ですが、今年は楽をしてしまったなという一言で済ますことができそうなので今回は省略します。
この今年の反省を踏まえて来年の目標としましては、「限りある時間を有効に使う」ということにしたいと思っています。 来年以降も様々なイベントがある中で、期限があるものも増えていきます。 そのようなイベントを目前にして、今のままではそれらから逃げるか適当にすすめてしまうような気がしています。 その後、その日の終わりに両手で顔を覆うようにして、きっとこう叫ぶでしょう。「また今日も時間を無駄にしてしまった」と。それに続く言葉ももちろんあります。「明日から本気を出そう」と言うのでしょうね。
今年は何度も使ってしまいました。来年はこれらの言葉を使わずに一つ一つしっかりと向き合って頑張っていこうと思います。
短いですが今年一年ありがとうございました。来年からも何卒よしなに。
『されど僕らの幕は上がる Scene. 1』
要はさ、自分の気持ちに向き合うだけっていうか。考えてこたえが出るものばかりだったら、誰も困らないしね
7人の少年少女がシェアハウスで繰り広げる、和気藹々とした青春物語。読む前の印象としては、このくらいのものだった。しかし、そうではなかった。
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