ゆとり世代

いつも通る道の途中に押しボタン式の歩行者信号機があります。

この前、信号機の30メートルほど手前で、前にいた人が信号無視をして渡っていました。周りの様子を伺うようにビクビクとしながら。「押したらすぐ変わるのになー」と心がもやもやとした気持ちのまま信号機の前まで来ました。

ボタンを押そうとしたときに、少し遠いところから車が3台ほど走ってきました。 ここでボタンを押さなければ走ってくる車は止まらなくて済むし、いいことした気分になる。こう思ったぼくはボタンを押すのを車が通り過ぎるまで待ちました。

すると嬉しいことに、その車の運転手は運転席で軽く会釈をしてくれました。会釈というお礼をもらうために待っていたわけではないのですが、その後晴れやかな気持ちのまま一日を過ごすことができました。

このようなことはよくあります。もっとひどいときには、ぼくが信号が変わるのを待っていた時に後ろからきた人が止まらずにそのまま歩いていったことも。

時間は限られたものですが、たかが一、二分ですら待てないような生活は息苦しく感じてしまいます。
心にゆとりの気持ちを持ちたいものですね。