電子書籍は信用できないのか

よろしくお願いします。

先日、トーハンのDigital e-hon というサービスが終了するというニュースが飛び込んできましたね。 nlab.itmedia.co.jp

取次大手の会社が行っている電子書籍事業が終了するということで、話題になりました。

実は、このニュースについて呟いているアカウントにちょっと違うんじゃないの?みたいなリプライを送ったら晒されてしまいまして、つい最近までフォロー外からの通知を表示しないフィルターをかけていました。

リプライを送った流れはこのようになります。

togetter.com

この問題、結局2番目のツイートが言いたかったわけなのですが、1番目のツイートが晒されていくつかリプライが飛んできた形になります。 このことに関してはぼくも深く反省しています…。もう少し違う言葉を使えば状況が変わったかもしれませんね。 なお、2番目のリプライには返信がないので、最初に呟いた人を悪く言いたくはありませんが自分に都合の良い/使いやすいツイートしか公開しないんだろうなと思ってしまいました。

また、ここにまとめられている以外にもいくつかリプライで話をしているので元ツイートを辿ってもらえば読めるかなと思います。 散々このことについては呟いているのでブログではこのあたりで反省は終わりにしておきます。

さて、今回、齟齬が生じた原因を考えてみると書物に対する考え方の違いが一番大きかったのかなと思いました。 一つの書物をいつまでも見続けられることがどれほど重要かという認識の違いです。

実は今回、本音をいうとぼくはポイント還元は逆に羨ましいとさえ思っています*1。 それはなぜか。もう読まなくなった本や面白くなかった本を何もせずともポイントに還元できるからです。 新しい本に出会うチャンスが生まれるからです。 図書館でも一緒だという意見もあるかと思いますが、「常に新品が」「どこでもいつでも買えて」「邪魔にならず」「著者の方・作者の方にお金が入る」という点では電子書籍のほうがよいと思います。

ぼくは本が好きですが、数冊の本をずっと読み続けるというよりかは、本という括りに縛られずたくさんの物語や知識を吸収したいと考えています*2。 たくさんの本を読むには本をたくさん所持する必要があります。紙では難しいですが電子書籍ではそれが可能です。

多分というか絶対、ここで「だから電子書籍は使わないんだ」と批判している人たちは本当に使ってないのでしょう。 使ってみると思っていることと違うと感じることだってあると思います。 すべて電子書籍である必要はありませんし、電子書籍に向いてないジャンルもありますが、全て紙の書籍である必要もないと思っています。 人それぞれいろいろな考え方がありますし、どの意見が正解というものはありませんが、一度試しに、いや二度三度電子書籍を購入してみるとまた考え方がかわってくるかもしれませんね。変わってほしいです。

ここまでたくさん電子書籍が素晴らしいみたいなことを書きましたが、もちろん電子書籍にもまだまだ改善の余地はあります。 正規版のほうが海賊版より使いにくいという意見は一理あります。 電子書籍ストアが潰れないに越したことはありません。 ストアごとではなく、電子書籍として一元管理もしたいですよね。 また、音楽とは何度も聞くという点で違いますが、映画とは作品数が桁違いではあるものの似たような部分があります。 音楽や映画はモノを買う人は少ないが書籍はモノを買う人は多いという点でも違いはありますが、HuluやNetflixAmazon Prime Videoなどを参考にサブスクリプション制も一考の余地があります。 今の電子書籍業界はよく言えば安定していますが、悪く言えば閉塞感が漂っています。 なんとか盛り上げていきたいですね。

今回の件ではいろいろお騒がせしました。改めてお詫び申し上げます。 それではまた。

追記: 電子書籍がどう素晴らしいかについて全く書かれておらず意味がわからないとのご指摘を受けました。 以前書いたので書かなくてもいいかなと思っていましたが、その記事を読んでいない人も多いと思うので再掲しておきます。

sytkm.hatenablog.com

言葉足らずになってしまうのはこれで何度目でしょうか。 順を追って説明しなければ読んでもらえないのは確かなので、治したいところです。それでは。

*1:流石にこの主張をしたらさらにたくさん批判リプライが飛んでくると思ったのでやめました

*2:もちろん勉強や研究で使う場合など何度も読むことが前提の本もありますが