漫画『マギ』

週刊少年サンデーで連載していた、全37巻のファンタジー『マギ』

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漫画は購入してあるストアのリンクを載せており、こちらはKindleで購入していたので、Amazonのリンクを。

アニメ化もしていた。

www.project-magi.com

心優しき青年アリババは謎の旅人であるアラジンと出会う。 アリババは攻略したものが特別な力と巨万の富を得られるという迷宮の攻略を目指しており、アラジンと友達になり一緒に迷宮を攻略しようとする。 という話から始まる冒険譚。

アラジンは実はこの世界でたった3人しか存在しないマギと呼ばれる魔法使いの4人目で、アリババやその仲間のモルジアナとともに、壮大なこの『マギ』の世界を旅していくことになる。 最初は小さい範囲でしかなかった世界も、街から国、隣の国、大陸とだんだんと広がっていく。 地続きになっているからこそわかる、世界は広いという感覚は誰でも感じられるはず。

アニメでは20巻あたりの魔法学校であるマグノシュタット編まで放映されている。 ここまでは文句なしに楽しめた。 それ以降のアルマトラン編や煌帝国、最終章については面白いことは面白いんだけど、最後のほうは話が壮大過ぎてすこし物語に入り込みにくくなった気がする。

主人公のアリババはちゃんと主人公していて、だから惹かれるんだなと思うような存在。 ヒロインのモルジアナと幸せになってほしい。

正直、人間や生物以外の造形はかなり他の漫画とは違っており、気持ち悪さすら出てくる。 敵を敵として、嫌悪感を抱かせるように描くのはすごい。

王道的な展開かつ設定は緻密に設計されており、キャラクターの魅力も含め納得の完成度。

終わり方でちょっともにょる人もいるとは思うけど、冒険ファンタジーとして十分傑作だと思う。