ボードゲーム『オリフラム』

持っているボードゲームの紹介エントリを書く。

前回はこちら。

sytkm.hatenablog.com

本日は『オリフラム』

3人から5人までで遊べる、カードを使う軽量級のボードゲームです。

ボードゲームアリーナでも遊べます。

boardgamearena.com

一族の長として次期国王の座を狙う、心理戦となっています。

ゲームの遊び方

各プレイヤーは裏が同じ色になっている10枚の協力者カードを受け取ります。 その後、それをシャッフルし、ランダムに3枚取り除きます。 取り除いたカードは自分の脇に伏せておいてください。

また、勝利点トークンをまとめて置き、全員が1勝利点ずつ受け取ります。

中央にカードを置いていくので、空けておいてください。

最年長のプレイヤーが最初の親となり、親タイルを受け取ってください。 最後に、親が解決順タイルを取り、横向きに置いたらゲームの開始です。

ゲームは6ラウンドで行われ、ラウンドごとにそれぞれ、配置フェイズと解決フェイズの2つがあります。

配置フェイズでは、親から順にカードを手札から1枚選び、伏せて中央に出してください。 プレイヤーは、カード列の一番右か一番左、もしくは既に自分のカードがあればその上のどこかに出すことができます。

全員がカードを1枚出したら、解決フェイズに移ります。

解決フェイズでは、解決順タイルの根本側の端にあるカードから順に処理を行います。 カードは伏せてある場合と表になっている場合があり、それぞれで処理が異なります。

伏せてある場合、カードを伏せたままにするか、公開するかどちらかを選べます。 伏せたままにする場合には、1勝利点トークンをカードの上に置いてください。 公開する場合は、めくってからそのカードの効果を適用してください。 その際、カードの上に置いてある勝利点トークンはすべて受け取ります。

公開されている場合は、そのカードの効果をただちに適用します。

カードの中には破壊する効果があるカードもあります。 カードが破壊された場合は、そのカードをカード列から取り除き、間を詰めてください。

カードを破壊したプレイヤーは1勝利点を受け取ります。 また、破壊されたカードに残っている勝利点トークンはそのままトークンの山に戻されます。

カードを自分のカードに重ねた場合、それら全体をスタックと呼びます。 スタックは、一番上にあるカードのみが存在しているものとして扱います。 下にあるカードに勝利点などが乗っていても、ないものとして扱い、攻撃されても、一番上のカードのみが破壊されます。 スタックには上限はありません。

処理を最後のカードまで行ったら、1ラウンド終了です。 親タイルを左隣のプレイヤーに渡し、次のラウンドが始まります。 このとき、カード列はそのまま次のラウンドまで持ち越します。

6ラウンド行われたらゲーム終了です。 このとき、最初に7枚あった手札は1枚になっているはずです。

ゲーム終了時に獲得している勝利点が最も多いプレイヤーが勝利です。 同点の場合は、終了時に最も多くのカードを配置しているプレイヤーの勝利です。

感想

心理戦ではあるものの、騙し合いというよりかは読み合いに近く、またカードを通してやり取りするだけなので、抵抗感が少なく、かなり遊びやすいゲームだと思います。

Hidden Leaderのときにも書いたとおり正体隠匿ゲームがあまり得意ではなく、心理戦ゲームもあまり好きではないのですが、このゲームは全然そんなことはありませんでした。

むしろ、家にあるボードゲームの中ではTOP10に入るくらい好きな部類となっています。 待ち時間が少なく短時間で遊べる、遊んだあとの満足度が高い、といったところが影響しているかもしれないです。

一点、最初に抜くため絶対に使えない3枚が出てくるのですが、そこに強めのカードが入っていたら弱者の戦いを強いられるため、厳しいときもあるなと思いました。

遊ぶときの方針

もちろんコツコツ勝利点を稼ぐのも楽しいのですが、やはり相手を妨害するようなカードは自分の獲得勝利点が増え相手の得点リソースを減らせるため強いと思います。

また、上記攻撃への強力なカウンターになる、「待ち伏せ」という倒されたら攻撃してきた相手を倒しかつ4点もらえるというカードがあるのですが、先に出してしまうとそれ以後は待ち伏せがなく安全な攻撃先と思われる可能性があるため、大事にしたほうが良いと思います。

もうひとつ、先に一人勝ちしてしまうとまわりが協力して止めてくることもあるため、あまり最初は目立たないほうが良いかもしれません。 逆に、盤面から一人のカードをなくせばその人は得点を稼ぐのが難しくなるため、勝っている人には積極的に攻撃するのがよいと思います。

終わりに

2020年のフランス年間ゲーム大賞を受賞しているこのゲーム。

英語圏で紹介されていたときにも気になっていたのですが、日本語版も無事発売されてよかったです。 拡張も日本語版が出ており、全然違ったカード効果で楽しめるのも良いです。

また、第2弾拡張も出ているだとか。 こちらも日本語版が発売されるのを待っています。

それではまた。