漫画『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』

くらげパンチで連載していた、ラブコメ漫画、『姫乃ちゃんに恋はまだ早い』。

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舞台は小学校。 メインの二人、姫乃ちゃんと逢司くんは4年生。

姫乃ちゃんは逢司くんのことが好きでアプローチをかけるんだけど、直接的に言うのは恥ずかしいツン多めのアプローチでは小学4年男子には全く響かない。 むしろ、事あるごとに姫乃ちゃんが構ってくるのが怖いという感じ。 そんなすれ違い初恋ラブコメ

ブコメの中では主人公たちの年齢が比較的若いこの漫画では、女の子は大人びてるけど男の子は全然子どもっていう時期だということもあり、恋愛メインというよりはコメディメインで話が進んでいく。

鈍感主人公が嫌いな人もいるかも知れないけど、この作品だと仕方ないよねって思えるので年代設定が良いのかも。 逆に、幼すぎると思う人もいるかも知れないが、致し方なしかな。

ほぼ1話ごとに完結している作品で、似たような作品としては『からかい上手の高木さん』が挙がると思う。 ただ、高木さんは西片くんが振り回されるのに対し、こちらは姫乃ちゃんが張り切って空回りするので、立場は逆かな。

小学生男子ってこんな感じだよねって思いくすくす笑いながら読み進められ、楽しい。 ラブコメでニヤニヤするというよりは、空回りするところに笑う感じ。

まだ恋愛のれの字すらわかってない逢司くんが姫乃ちゃんの行動に疑問を抱きつつもアプローチの甲斐あって(?)だんだん意識し始めるところは微笑ましいし、とてもかわいい。

完結しちゃったのがもったいないと思うくらい楽しい作品だった。