漫画『佐伯さんは眠ってる』

少年マガジンエッジで連載していた、全5巻のコメディ、『佐伯さんは眠ってる』

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居眠りをすることが大好きな佐伯さんとその佐伯さんを観察している隣の席の時宮くんの関係性の話。

居眠りをすることに全力な佐伯さんは、眠るために体勢を試行錯誤したり、授業をする先生に合わせて眠り方を変えたりといろいろ。 そんな佐伯さんを眺めていたり、たまには居眠りを手助けしたりする時宮くん。

ほのぼのした一話完結の日常の話が最終巻まで続くので、見てて癒やされる感じ。 急展開とかはないので、そういったものを期待する人はお呼びじゃないかも。

恋愛的な面でいくと、ほんのりと近づく様子は見えるけど、佐伯さんが自分の気持ちに気づくことはなく。 まあ、睡眠第一だったらそっち方面は進展しなそうだよねって思う。

最初のとなりの関くんみたいな感じから、友達の話も入ってきてラブコメになるのかな?と思ったけどならなかったね。 逆にこの作品は恋愛方面に振れちゃうともともとのコンセプトからずれちゃいそうだったので、このゆるいままで終わってよかったかな。

主に授業中の睡眠っていうかなり狭いテーマで話が続いていたのがすごいのかもしれない。 最後の原点回帰みたいな流れも良かった。 睡眠にはやっぱり定規だよね。(?)

原作の春原ロビンソンさんは今だとジャンプ+連載の『姫様"拷問"の時間です』が有名かも。 あの手でこの手で"拷問"を行うのでぜひ見てほしい。

そこまでグダグダになることなくいい感じで終わってよかった。