評価をつけること

Board Game Geek、通称BGGというサイトがある。

boardgamegeek.com

全世界対象で販売されているボードゲームのことならだいたい載っているユーザー投稿型オンラインフォーラム&ゲームデータベースである。

自分はこのサイトをめちゃくちゃ活用している、というわけではないのだが、自分の持っているボードゲームの情報を整理できるところやその評価を確認できるということでキリのいいタイミングでせこせこ登録している。

boardgamegeek.com

さて、こういったサイトでよくあるのが、何らかのコレクションできるものに自分で評価をつけることである。

本で言えばブックメーターやブクログのようなものをイメージしてもらえばわかりやすいが、とにかくレーティングが入れられるということである。

このBGGでも同じく評価をつけられるのだが、このBGGレーティングというのはかなり参考にされているデータとなっている。

評価基準が決められており、ユーザーはそれに沿って評価をつける。 たくさんのユーザーからの評価によって正規化され、信頼性が担保されるというわけである。

boardgamegeek.com

自分はそんな評価をほぼほぼつけていない。 自分の評価が人から批判されたりするのが怖くて、つけられなかったりする。

もちろん、BGGのようなサイトであれば、自分はたくさんいる一人に過ぎないので、他人から批判されることなんてないと思う。 それでも、評価をつけたらその可能性は否定できないし、そのときの気持ちでつけた評価に固執してしまいそうでつけられないというわけである。

そういえば、日本人は星評価とかをかなり厳し目につけるとよく言われているし、話題になることがある。

togetter.com

まあ、日本人という大きな括りで批判するのはちょっと燃え上がりそうだが、そういった意見が出ているという話を根拠もなしに嘘と断定するのはよくないわけで、この話は難しい。

これは完全に個人的な意見なのだが、日本人が厳し目につけるというよりかは、評価基準が曖昧だから、他人から批判されないように厳し目につけているのではないかと思っている。

日本人は他人に合わせがちというのは上の話よりも広く知られていると思う。 こっちの話も眉唾ものだし、否定されている話も出ていたりするが、自分は結構合わせちゃったりするので、否定しきれない自分がいる。

ということで、自分は他人に合わせがちという観点で考えてみる。 そんな自分は、高い評価をつけた作品が他の人の評価が低かったりするとなんか間違ったような感覚に陥る。 間違うことまではいいが、その点を指摘されたとき、自身を否定されたような印象になってしまうことがある。

もちろん個人への否定は反発すべきだが、個人への否定ではないものも自分が関わっていたら自分ごとのように捉えてしまいがちだ。 そうなってしまったら、もう何も活動ができなくなってしまう。 だから、無難にするために高すぎず低すぎない評価をしてしまったりする。

結果として、高い評価が入らず、低くしがちと言われてしまうのではないか、というのが自分が思っていることである。

話が広がりすぎてしまったが、やっぱり評価をつけるのは勇気がいる行為であり、BGGでもちょっと今のところはつけられていない。 ただ、今年は目標では挑戦の年としている。

ぐだぐだ書いていたら、ちょっとやる気が出てきたので、一度つけてみようかなと思ったりした。